ガザから来日した女性起業家が訴えたい言葉 人間の価値を感じる自由な未来をつくりたい

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可動式太陽光パネルを見学したマジッドさん(写真:GARDEN Journalism)

今回の来日では、日本企業の技術者を訪問し、起業支援研修を行いました。9月9日に訪問した「藤野電力」では、3.11をきっかけに開発したという可動式太陽光パネルを見学し、開発者の浜辺潤一さんからお話を伺いました。

マジッドさんは、「電力不足が深刻なガザの環境下では、災害時に使うものではなく、手頃で恒常的に使うことのできる太陽光発電が必要だ」と改めて話していました。

今回の特集記事では、マジッドさんと、ソーシャル・イノベーション・ワークス(Si-Works)の戸川詩織さんにインタビューした様子をお届けします。

いろんな人に会うことで、アクセスできる自由を感じる

:日本に来て、いかがですか?

マジッドさんと、戸川しおりさん(写真:GARDEN Journalism)

マジッド:日本に来られて本当に良かったです。日本はすごく好きです。第二の家のようです。人も天候も街も、すべてが私を幸せな気持ちにしてくれます。ホームだと感じます。

:戸川さん、実際にお迎えする側としては、どんな気持ちで迎えていますか?

戸川:私はソーシャル・イノベーション・ワークス(Si-Works)に途中から参加しました。(ビジネスコンテストの優勝者・準優勝者のフォローアップの一環として)マジッドが初来日した際のイベントをきっかけに参加したので、実際に彼女と会えたことはすごくうれしいですし、言葉に表せないです。ガザという難しい環境にありながらパワフルに活動しているマジッドさんに直接会えたこと、彼女に助けてもらっている分こちらもサポートができていることが、うれしいなと思います。

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