甲子園後も「U18」の活躍に注目が集まるワケ

このワクワクは10月のドラフト会議まで継続

そう言えば、今このコラムを書いていてハッと思い出したのですが、少し前に、「倍返し」という言葉が新語・流行語大賞を受賞しましたよね。

2001年、私達近鉄バファローズの選手の中では、この言葉がすでに普通に使われていたんですよ。「2点取られたら4点取れ!倍返しだ!」って。そしてそれを実行していたんですから、我ながらあっぱれです。投手力ももちろん大切ですが、打っているとチームに勢いがつく。それを肌で感じながらのシーズンでした。

しかし同年、同時多発テロが起こったことで、リーグ優勝名物であるビール掛けは自粛となりました。

とはいえ、優勝をチームにもたらした役者の一人になれたこと、なにより、前年に最下位になっていたにもかかわらず、いかなるときもチームを熱く厳しく応援してくれたファンの皆様に優勝をプレゼントできたことは、最高の思い出です。

でも、この話には恥ずかしいオチがありまして……。

日本シリーズではヤクルトスワローズと対戦したのですが、16打数無安打と全く結果を出せず、“逆シリーズ男”のレッテルを貼られてしまったのです。シーズンではあれだけボコボコ打てたのに、日本シリーズでなぜ打てなかったのかは、今の私にもわからないんですよね……(涙)。野球って奥が深いです。

思い返せばこのシーズンは、近鉄バファローズとして最後の優勝の年になりました。このわずか3年後、球界再編問題が浮上するのですから……。

このお話の続きは、次回にしましょう。

今シーズンのプロ野球を徹底解説!

それでは、今シーズンのプロ野球を。

セ・リーグは、首位の広島カープがマジック点灯後も着々とマジックを減らし独走中です。

過熱してきたのはクライマックスシリーズ圏内争いで、一時期の団子状態から、ヤクルト、巨人、阪神の3チームが目立ってきました。DeNAと中日は借金が2桁以上で、投手防御率も4点台と良くなく、打線もつながりを欠いた状態で、なかなか大型連勝が望めないのが現状ですから。

とはいえ、2位から6位までのゲーム差も6.5ゲーム差と、あきらめるのはまだ早いのも事実。DeNAと中日に関しては、シーズン終盤の粘りに期待したいですね。

現在2位で、私がひそかに期待しているヤクルトは、相変わらず打線好調。特に山田哲人選手が3度目のトリプルスリーを射程圏内に入れ、チームを引っ張っています。

巨人は8月25日に攻守の要であるキャプテン・坂本勇人選手が戦線に復帰、非常に良い活躍を見せているので、チームに勢いが付き始めています。

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