経験の蓄積が戦力になるのも野球の醍醐味だ

高校野球にプロ野球、8月の熱戦を振り返る

準決勝で日大三(東東京代表)を破り校歌を歌う金足農(秋田代表)ナイン(写真:共同通信社)

皆さんこんにちは。プロ野球解説者の礒部公一です。

前回に引き続き、毎日、全国高校野球選手権大会に釘付けになっている私です。いよいよ、決勝で戦う2校が決まりました(21日午後2時試合開始予定)。

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注目すべきはやはりスター軍団率いる大阪桐蔭でしょう。

柿木蓮選手・藤原恭大選手・根尾昂選手他、今秋のドラフト候補がレギュラーとして多数活躍しており、そのプレーを観ていると、優勝候補筆頭と言われているのも納得です。

投手陣は柿木・根尾の2枚看板。双方ストレートは150km/hくらい出しますし、変化球のキレもいい。

打撃陣としてはチーム全体のスイングスピードも速いし、しっかり狙い球を絞ってスイングできています。

これは日々の練習の賜物であると同時に、数回甲子園を経験している、ということがなせるプレーではないかとにらんでいます。“甲子園の水に慣れている”と言いますか、やはり“経験したことがあるかないか”はまだ若い彼らにとって、何よりもの戦力になっているのではないかと思うのです。

夏の甲子園に感じる泥臭い気迫

そして、秋田県代表の金足農業。秋田県勢としては第1回大会以来、103年ぶりの決勝進出を決めました。

中でも注目しているのはやはりエース吉田輝星選手です。

投げては、県大会に引き続き、甲子園でもここまでひとりでマウンドに立ち続けているというフィジカル・メンタルとものタフさと、150km/hのキレのあるストレートが素晴らしい。さらに甲子園で準決勝まで13打数7安打と、打者としても素晴らしいものを持っています。

チーム全体を見ると、レギュラー9人が代わることなく試合出場しているため、全員がその場その場での役割をしっかりと果たせている。結束の固さで決勝まで勝ち進めたのだなと感じています。

この2校が決勝で戦うことで、見応えのある面白い試合が見られるのではないかなと思っています。

とにかく、夏の甲子園は面白い。3年生にとっては最後の大会ということもあり、夏の甲子園からは良い意味で泥臭い気迫を感じますからね。

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