新型iPhoneは一体どれだけ大きくなるのか

発表前に押さえておくべき10のポイント

発表したものの、未発売のアップルのワイヤレス充電マット「AirPower」(筆者撮影)

一方、USB Power Delivery以外の充電について制限される可能性もあり、これまで高速充電をうたっていた充電器がうまく動作しなくなる可能性もある。もしそうなれば、充電器やモバイルバッテリーなどのアクセサリー市場は世界的な大特需と品薄に見舞われる可能性もあるだろう。

ちなみに、2017年のiPhone発表イベントで披露された、iPhone、Apple Watch、AirPodsケースを同時に充電できるワイヤレス充電マットAirPowerは、結局1年経っても発売されなかった。2018年のイベントの際に発売について明らかになることを期待したい。

6)5Gへの対応は?

スマートフォンに関する直近の技術革新は、次世代通信規格5Gへの対応がある。10Gbps以上の高速大容量通信と端末両端での遅延を1ミリ秒以下に抑え、高い信頼性を確保することを目指した技術だ。

アメリカでは業界第2位の携帯電話会社AT&Tが、2018年中にアメリカ3都市でサービスを開始する予定で、日本では2020年の東京オリンピックでのサービスを目標に、すでにトライアルサービスなどが行われている。

アメリカは現行の4G LTE以前は、広大な国土である点、また欧州や日本に比べてモバイル活用が遅れていた点などから、投資が遅れていた側面が目立った。たとえば2007年にアップルがiPhoneを投入した際、3Gですらなく、第2世代の通信規格にしかサポートしていなかった点が象徴的だった。

クアルコムとの訴訟が5G普及の障害に?

しかしスマートフォン市場でシェア5割のアップルがiPhone 5で4G LTEをサポートすると、投資とサービスの値下げ競争が起き、結果としてスマートフォンでの高速通信を前提としたアプリやシェア経済など、さまざまな新しいビジネスを成立させてきた。

iPhoneが5Gに対応することは、アップルだけでなくアメリカのテクノロジービジネス全体にとって重要なトピックになる。

2018年モデルのiPhoneが部分的に5Gをサポートする可能性はあるが、時期尚早との見方も根強い。

特にアップルは5Gの技術開発をリードしてきたクアルコムとの間で訴訟を抱えており、iPhoneへのクアルコムモデムの採用が縮小もしくは廃止される可能性が指摘される。このトラブルが5G普及の障害になるかもしれない。

7)Apple WatchやAirPodsは?

Apple WatchはiPhoneと組み合わせるスマートウォッチで、2014年にiPhone 6とともに初代モデルを発表してから、2016年、2017年と新モデルを投入してきた。38ミリ、42ミリのサイズとデザインを保ちながら、防水機能、GPS、セルラー通信といった機能を追加し、2015年4月の発売からすでに3年が経過している。

他社が丸形ディスプレーを搭載したスマートウォッチを発売している中で、丸みを帯びた矩形のデザインを守り続けている背景には、スイスの時計メーカー各社との直接的な比較を避ける狙いも考えられる。

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