新型iPhoneは一体どれだけ大きくなるのか

発表前に押さえておくべき10のポイント

廉価モデルということで、デュアルカメラや、画面を押し込んで操作できる3D Touchが省かれる可能性が高い一方、有機ELモデルのような縁まで敷き詰められたディスプレーと、顔認証に対応するTrueDepthカメラのせり出したデザインは踏襲されると見られている。

プロセッサーやカメラなどはiPhone XやiPhone 8シリーズから機能が向上することになる。特にプロセッサーは、iPhone Xに搭載された昨年モデルのA11 Bionicが、ベンチマーク上は最新のGALAXY Note 9よりも高速に動作している結果が伝わるなど、現行モデルでも十分な競争力があるだけに、処理能力、省電力性、グラフィックス、機械学習処理などで、さらに他社製スマートフォンを圧倒することになるだろう。

液晶ディスプレーを備える廉価モデルがiPhone販売の半分以上を占めるとも言われている。

iPhoneでスタイラスが使えるようになる?

4)Apple Pencilをサポートする?

iPhoneがApple Pencilをサポートするとの予測を目にしたとき 、多くの人がジョブズのプレゼンのあるフレーズを思い浮かべたかもしれない。

「Nobody wants a stylus」

アップルがiPhoneを登場させた際、プレゼンテーションの壇上に立ったスティーブ・ジョブズ氏は「スタイラスが欲しいヤツなんていない」と、2007年当時のスマートフォンに当たり前のように付属していたスタイラスペンを全否定し、指だけで十分快適な操作が行えるiPhoneを披露した。

第6世代のiPadとApple Pencil(筆者撮影)

その後、2015年に登場したiPad Pro向けにApple Pencilを登場させたときには、前述のフレーズをさほど思い浮かべなかった。ガラスの画面に直接滑らかに書くことができ、非常に遅延が少なく、傾きや筆圧にリニアに反応するApple Pencilの描き心地は後発のスタイラスだったとしても優れたものだったのだ。

そのApple PencilがiPhoneでも対応するとなると、スタイラスの否定が蘇ってくる。この機能のターゲットは、Androidスマートフォンの最上位機種として君臨するGALAXY Note 9だ。

2018年8月に最新モデルが登場したGALAXY Noteシリーズは歴代モデルでSペンをサポートしてきたが、最新のGALAXY Note 9はペンがBluetooth対応となり、カメラのリモートシャッターとして使えるようになるなど、その幅を広げている。

iPhoneにとってGALAXY Noteは、ディスプレーのサイズ、ペンの存在で、つねにスペック上追いつけない存在だった。そこでApple Pencilを対応させ、6.5インチディスプレーへと拡大することで、2つのコンプレックスを克服することにつながる。サムスン電子にとっては優位性が2つ潰される災難に見舞われることになる。

ただ、2015年に発売されたApple PencilがそのままiPhoneで利用できるようになるだけでは不便だ。

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