就活、激変! 成績を問う企業が続出する理由 12月から始まる就活では、成績が重要になる

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就活が変われば大学が変わる

これからする話は、日本の就活に慣れ切った方が読むと、夢物語に映るかもしれません。ですが、この12月に始まる就活から、大手商社、大手広告代理店、大手電機メーカーなど複数の大企業がこの方式の導入を決定しており、利用を検討している大手企業も数多くあります(具体的な企業名を出してもいい時期が来ましたら、本連載でもご紹介したいと思います)。

夢物語ではなく、現実なのです。まずそれを、ご理解いただきたいと思います。

さて、詳しくは過去の連載をご覧いただきたいのですが、日本の大学生が勉強しないのは、下の図で表される「負のスパイラル」が原因です。

日本の大学生は、このスパイラルによって「勉強しなく」なっている。

このスパイラルによって大学生(特に文系)は学業に力を入れても報われない構造になっています。この循環を断ち切らなければ、大学生が学業に力を入れるようにはなりません。

逆に、この負のスパイラルを断ち切ることができれば、大学生にとって学業に力を入れることが報われる社会になっていきます。そのカギを握るのが、企業です。企業が大学の成績を明確に採用の参考にすれば、この「負のスパイラル」が逆に回転し、大学生が勉強するようになることを確認してください。 

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