大学成績センターでは、まず、就活生に自分の成績データを入力してもらいます。ほんの15分程度の作業でしょう。
大学成績センターでは、各大学でまちまちの評価方法を統一基準でGPA(成績を数値化したもの。欧米などでは普通に使われている)に変換します。また、複数の大学生が登録した授業に関しては、成績のバラツキを確かめることで成績評価の信頼度を表示します。
大学生は企業の求めに応じて、この成績を企業に送ります。大学生からみれば、一度登録してしまえば何社にでも送れるので手間が省けますし、企業からみれば大学生に成績送付を依頼するだけで、統一基準で評価された成績表を、データで得ることができるのです。
大学成績センターがハブになることで、企業の手間を極力省き、成績を活用しやすくする。先ほどご紹介したように、多くの大企業がこの仕組みを利用することが決まり始めています。就活の大変動が起こっているのです。
では、企業は大学生の成績から、何を判断したいと思っているのでしょうか。それは単に「お勉強ができること」では決してありません。実は成績からは、仕事をするうえで重要なある能力を判断できます。次回は、企業が何を見るようになるのか、解説いたします。
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