立小便対策のエコ便器が「不評」な納得のワケ

パリ市民からは「景観を損なう」との声

 8月13日、フランスのパリで、路上に設置されたむき出しの小便器が、景観を損なうなどとして住民の不評を買っている。写真はサンルイ島で撮影(2018年 ロイター/Philippe Wojazer)

[パリ 13日 ロイター] - フランスのパリで、路上に設置されたむき出しの小便器が、景観を損なうなどとして住民の不評を買っている。特にノートルダム寺院近くのサンルイ島に設置されたものはセーヌ川を航行する観光船を見下ろす形となり、住民らが市に撤去を求める書簡を送付するとともに、署名運動を計画している。

この小便器は、フランス語の小便器を意味する「ユリノワール」とと歩道を意味する「トロトワール」を組み合わせて「ユリトロトワール」と名づけられ、上に植物が飾られ前部に開放部分のある箱型容器で、内部に入れたわらが尿によって堆肥となって公園や庭園で使用できるようになる仕組み。パリ市はすでに立小便が問題になっている場所4カ所に設置し、5カ所目の設置も予定している。

考案者は「公共の場における立小便のエコな解決方」を提供するものだとしている。

サンルイ島のある4区の区長は、「何もしなければ男性は路上で立小便をする」として設置は必要と主張している。

一方、女性の人権団体関係者は、小便器の設置は性差別主義的と指摘。「(設置は)男性は(膀胱の活動に)抗えないためすべての社会が適応しなければならないという性差別的前提に基づいている。公共の場は、彼らによる不快な行為を最小限にすべく変わらねばならない。路上で排尿する必要など誰にもない」と述べた。

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