来年の入社を予定する「2019年卒就活」は6月の中旬までに、多くの学生が内定を決め、終了モードとなっている。
各就職情報会社の内定状況調査を見ても、リクルートキャリア・就職みらい研究所が実施する7月1日時点の内定率調査が81.7%、マイナビの6月末時点の内定率調査が76.3%という数字だ。
しかし、内定を得ても「もっといい会社があるのではないか」と、就職活動を続けている就活生は相当数いる。さらに「志望企業を絞りすぎて全滅してしまった子が少なくない」(都内大学のキャリアセンター担当者)という声もある。就活生に有利な売り手市場を過信しているのか、全体的に会社説明会への参加回数やエントリーシートの提出数といった、就活生の活動量は確実に減っている。しかし、その結果、6月になって”持ち駒”がなくなるという人も増えている。
売り手市場を過信し、活動量が低下
そうした就活終盤戦の状況だが、学生は就活を通して、企業の見方がどう変わったのか? そのヒントになるデータが「就活後半に学生に聞いた人気企業ランキング」だ。
データは文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の調査を基にしており、同社の就職サイト「ブンナビ!」に登録する、2019年春卒業予定の大学生や大学院生が調査対象者となっている。
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