経験者が語る、「ベンチャー企業で働く」損得

こんなタイプなら、入るのをやめた方がいい

時価総額ベースで今年最大の上場となった、メルカリの上場セレモニーの様子。こうしたベンチャー企業での仕事は大企業とどう違うのか (撮影:梅谷秀司)

今、日本は、第4次ベンチャーブームが来ていると言われている。ジャパンベンチャーリサーチの調査によると、2017年のベンチャー企業の資金調達額は2700億円を超え、2012年の4倍以上の水準となっている。従来のベンチャー投資ファンドだけでなく、大企業がベンチャー企業に出資するというケースも増えている。

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そんな中、「就職はベンチャー」と考えている大学生は、相当数いる。夏のインターンシップが開催されるこの時期は、ベンチャー企業が先進的なプログラムを積極的に実施しており、これもまた学生には魅力的に映る。20代向けの就活支援の現場でキャリアカウンセリングを行っていても、社会人経験が少ない状況でベンチャー企業への就職を希望する人は少なくない。

「ベンチャー企業で働く」とはどういうことか

確かに、「実力主義」「成長分野に関わることができる」というイメージを抱かせるベンチャー企業は、魅力的だ。しかし、同時に、ベンチャー企業の不安定さに不安を感じている人も多い。今回、3年半前に筆者がベンチャー企業への就職をサポートし、現在はそのベンチャー企業から転職活動を行っている篠原圭吾さん(仮名)に、入社した理由や働いたことで感じたメリットやデメリットを、本音で話してもらった。ベンチャー企業への就職を考えている学生や、転職を考えている若手社会人の参考になればと思っている。

【プロフィール】
仮名:篠原圭吾(仮名)
性別:男性
年齢:32歳(就職当時:28歳)
最終学歴:ロースクール卒
業務内容:法務、人事労務、経営管理
前職:創業3年半で社員数が100名を超え、IPOを目指す急成長ベンチャー

​「法務の実務経験がなくても雇ってくれるのは、ベンチャーしかなかったからです」。ベンチャー企業への就職を決めた理由を、篠原さんはそう語ってくれた。

就職のサポートをした当時、篠原さんは就活に苦戦していた。

大学、大学院で法律を学び、将来は弁護士を目指して司法試験に挑戦していたが、合格できないまま、28歳という年齢を迎えていた。そして弁護士を諦め、法律の知識を活かした仕事ができる民間企業への就職を志望することにした。

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成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。