4月も下旬に入って、実質的に内定を獲得した就活生も増えている時期だろう。しかし「選考開始の解禁日」は6月1日。今からエントリーを受け付け始める企業も多く、地方企業や中堅・中小企業については、これから採用活動が本格化する。エントリーに筆記試験、面接と、忙しい時期だからこそ、しっかりした情報収集を行い、納得いく就職活動を進めてほしい。
『就職四季報 優良・中堅企業版2019年版』では、企業の大きさに限らず、有力な中堅・中小企業や、近年上場したばかりのベンチャー企業、全国各地の優良企業など、約5000社の企業情報・採用情報を網羅している。企業の特色や近況はもちろん、エントリーや選考時期についても掲載しているので、今後、新たな企業を探す際に活用してほしい。地方の有力企業といった、採用情報を手に入れにくい企業も調査したので、Uターン、Iターンを志望する就活生にもぴったりの一冊だ。
3月20日配信の「『成長力があって居心地も良い中小企業』83社」や、1月26日配信の「『中小企業でも年収が高い会社』ランキング」では、掲載企業のうち、従業員300名以下の中小規模の会社に的を絞ってランキングを作成した。大企業に比べて待遇面で劣るイメージを持たれがちな中堅・中小企業だが、待遇面で大手企業と遜色のない企業は多数存在する。
対象は就活生より誕生が遅く、3年後離職率20%以下
また、優良・中堅企業版の中には、小さな企業だけでなく、近年急成長を遂げているベンチャー企業も多数掲載している。今回は、社歴に焦点を絞り、2019年卒の就活生(現役合格、4年で卒業予定の場合)と同い年である1996年以降に設立した会社の中から、利益を稼ぎ出し、かつ、離職率が少ない「若い会社なのに高収益で新卒も辞めない会社」のランキングを作成した。
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