41. ナンバープレートには地名のほか、一連指定番号(または車両番号)の左隣にかな、またはアルファベットが表示
42. これは「自家用」と「事業用」を区別するもので、一般登録車のうち事業用は「あいうえかきくけこを」を使用
43. レンタカーのような「自家用賃渡用」には「われ」、駐留軍人軍属車両等には「EHKMTY」が払い出される
44. それ以外のひらがなが一般的な「自家用」に充てられるが、「お・し・へ・ゐ・ゑ・ん」は使用されない
45. 「お」が使用されないのは、字形が似ている〈あ・す・む〉との読み間違いを避けるためで、「を」を用いる
46. また「し」は〈死〉といったネガティブなイメージを、「へ」は〈屁〉を連想させるからともいわれている
47. 「ゐ・ゑ」は歴史的仮名遣いであるためで、「ん」を使用しないのは〈発音しづらい〉という理由である
ナンバープレートに表示されている書体は?
48. ナンバープレートに表示されている〈ひらがな〉の書体は、「小松書体」と呼ばれるものである
49. かつて名古屋・尾張小牧・三河・豊橋・岐阜・飛騨・三重・浜松・静岡・沼津・福井・石川・富山は書体が違った
50. それらの地域のナンバープレートには「中部書体」が採用され、広島・福山・岡山・山口は「広島書体」だった
51. 現在では全国すべての地域のナンバープレートで、ひらがなには小松書体が使用されている
52. しかし同じ小松書体であっても、大阪府内、兵庫県内、和歌山県内発行の〈に〉等は若干の違いが見受けられる
53. ナンバープレートの「数字」は、一般自動車の場合は「一連指定番号」、軽自動車等は「車両番号」と呼ぶ
54. いずれも右揃えで番号が刻印され、1~4桁のアラビア数字で表されている
55. 番号が1~3桁の場合は「・」の記号を用いて空白が埋められ、「1」番であれば「・・・1」と表記される
56. 一方、番号が4桁の場合は、「12-34」のように2桁目と3桁目の数字の間に「-(ハイフン)」が付加される
57. その理由は、4桁の数字の場合は2桁ずつに区切ったほうが記憶しやすいためといわれている
58. 「・・・1」~「99-99」までの番号が存在するが、下2桁「42」「49」は駐留軍以外の車両には払い出されない
59. これは「42=死に」「49=死苦・轢く」等を連想させ、日本では一般に縁起が悪い数字とされているためである
60. しかし「42-19(死に行く)」「96-41(苦しい)」「49-89(四苦八苦)」などは欠番とされず、実際に存在する
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