ホーキング博士が遺した逆境に打ち勝つ思考

76歳で死去、車いすの天才の未来を拓く言葉

問題に直面した時、足元を見ずに星を見上げてみよう。
何事にもベストを尽くし、
どんな状況であっても、決して諦めてはいけない

これは、ロンドン・パラリンピックの開会式で世界に発信した言葉だ。涙は足元に落ちるが、顔まで足元を向いてしまえば、輝く星すら見えない。

たとえ、難題の前に心が折れそうになったとしても、星を見上げよう。

たとえ失敗しても、気にすることはない。

空を見上げ、諦めず、ベストを尽くせば、必ず道は拓ける。そう信じて、結果を出し続けたのが”車椅子の天才”ホーキングだ。

ホーキングは、健常者が持っていないものを持っているのではないかと思うことがある。それは、我慢強さであり、相手の立場に立ってものを考える力であり、問題に直面した時の解決能力だ。

「足元を見ず、何事にもベストを尽くし、決して諦めない」

ホーキングの、この言葉に、成功の秘訣が全て詰め込まれている。

限りある時間を有益に使うなら言い訳をしない

障害を言い訳にしてはいけない

言い訳とは、自分の怠惰な心を擁護する言葉。言い訳とは、自己成長を妨げる言葉。言い訳とは、「できない」「やりたくない」ということを正統化する理由を探すことだ。言い訳は、「やろう」と言う気持ちが希薄だからこそ生まれる。

言い訳を考えるにも、思考を巡らせ、労力を使い、そのための時間が必要となる。限りある時間を有益に使うなら、言い訳を考えている場合ではない。やるべきことができなければ、言い訳などせず、自省して次への糧とする。

これだけの難病を抱えていたホーキングが、「障害を言い訳にしてはいけない」と言うのだから、他の誰も言い訳はできないだろう。

豊かに恵まれた人生だった。
障害者は自分の欠陥に邪魔されない仕事に打ち込めばいい

この言葉から得る教訓は、決して障害者だけのものではない。どんな状況にあっても自分の長所、短所を自認し、できること、できないことを理解する。また、その長所を生かすことが社会貢献のためになるのだ。

好きなことと、自分ができることは異なるかもしれない。やりたいことと、求められることには隔たりがあるかもしれない。しかしその中で、自分の欠点によって足を引っ張らないような仕事に就くことが望ましい。障害を持っていたホーキングだからこそ、「欠陥に邪魔されない仕事」と言ったのだろう。

「脳は筋肉できていなくてよかった」と話しているように、病気により運動はできないが、脳をフルに活用することはできる。それゆえ、学者の道を選んだのかもしれない。

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