ロボット兵器の超進化がもたらす恐怖の未来

2025年に人間の知能を超える日がやってくる

SFとは得てして「未来の現実」を描いたものです(写真:metamorworks / PIXTA)
グーグルやフェイスブックをはじめ、さまざまな企業が今、AI(人工知能)の研究開発に多額の資金を投じている。AIは私たちの社会にかつてない利便さをもたらしつつある一方、人間の雇用を奪う可能性や暴走の危険性を懸念する声もある。
『〔データブック〕近未来予測2025』の著者であり、未来予測プログラム「フューチャー・アジェンダ」を主宰するティム・ジョーンズとキャロライン・デューイングは、世界各地でワークショップを開催し、こうした地球規模の課題について識者と議論を重ねてきた。二人が予想する、AI技術と人間社会の未来とは?

ホーキング博士が遺した警告

2025年には、完全自動運転車が幹線道路を走行し、機械学習したアルゴリズムが疫病と戦い、オンラインで購入した製品をドローンが配達しているかもしれない。機械学習、画像認識や音声認識、ニューラルネットワーク技術の急速な進歩を見ればわかるように、コンピュータの認識能力は進化を遂げている。かつてSFの主題だったAI(人工知能)が、次世代コンピューティングの最前線に立ったのだ。

AIはすばらしい利益をもたらす。とりわけ顕著なのが病気診断の分野だが、そのいっぽうで、オンラインで本を買う顧客にそれぞれが興味を持ちそうな本を提案するといった、退屈だが有益な仕事もこなす。

それにもかかわらず、理論物理学者のスティーブン・ホーキングやビル・ゲイツ、バラク・オバマ前アメリカ合衆国大統領などの思慮に富むおおぜいの著名人が警鐘を鳴らす。社会的、経済的な観点からだけでなく、AIが人類の未来に及ぼす影響を危惧しているのだ。ホーキングは、AIがその創造主である人間の知能を大きく上まわるとき、待っているのは「技術的大破局(テクノロジカル・カタストロフィ)」だと警告した。

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