「超短期離職」の転職は売り手市場でも厳しい 入社1カ月半以内に辞める新卒が増えている

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超短期の離職者が増えているが、転職市場は彼らを簡単に受け入れるほど、甘くはない (写真:Fast&Slow / PIXTA)

今年も就活生にとって、超売り手市場だと言われている。

就職情報大手のディスコによると、2019年卒の大学生・大学院生の6月1日時点の就職内定率(内々定を含む)は、65.7%という結果となった。昨年の同時期と比べても、2.3ポイント増加しており、約35%の学生がすでに就活を終了している。

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そんな新卒就活の好調の裏で、気になるデータがある。今春に入社した新入社員の“超短期離職”が増加しているのだ。

このデータは自社で行っている就活サポート「UZUZ」の登録者(期間は4月1日から5月16日までの1.5カ月)の短期離職者比率。つまり、4月に入社して1.5カ月以内に離職した人の割合を、直近3年間で比較したものだ。

・2016年卒:10.4%(登録者1453名中、超短期離職者151名)
・2017年卒:  9.8%(登録者2774人中、超短期離職者271名)
・2018年卒:16.1%(登録者2311人中、超短期離職者371人)

入社1カ月半で離職する人が前年比6割増

2018年卒の超短期離職者の比率は、16.1%となっており、昨年と比べると64.3ポイント増加で、2016年卒比でも54.8ポイント増となっている。あくまでも自社のデータだが、今年の新卒入社の超短期離職は、これまでにない水準になっている。

では、なぜ、新卒の超短期離職者は増えているのか?

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