軽い動きでも効果ある「超簡単筋トレ」の中身 何もしないと筋肉量は20代をピークに落ちる
毎日忙しいビジネスマンに聞きたい。健康診断の結果を放置してはいないか。封を開けてチェックしただろうか。
日々の仕事に追われ、自分の健康に気をつかう余裕がない、健康については40代になって向き合えばいい、などと考えているかもしれない。私にとっても実体験を通してとてもよくわかる思いだ。
しかし、やはり、それでは遅すぎる。
健診結果が「要再検査」ではなかったとしても、以下のような人は十分「要注意」だ。
・中性脂肪値が150mg/dL以上ある
・HDL(善玉)コレステロール値が40mg/dL未満だ
・肝機能の数値に異常がある
・高血圧、高血糖だ
また、健康診断の問診で「適度な運動とバランスのいい食事」を心掛けるようにと言われた人も、同様である。「適度な運動」を怠り、暴飲暴食を続けると、やがて大きなツケが回ってくる。生活習慣病へと進み、三大疾病(ガン、心疾患、脳卒中)ももはや遠い将来の話ではなくなるだろう。
あまり体を動かさないと筋肉量が減っていく
普段からあまり体を動かさない人は、筋肉を刺激されるような動きをすることはほとんどない。そのため筋肉は萎縮しがちで、筋肉量が減っていく状態にあるといえる。
筋肉量のピークは20代といわれる。特に下半身の筋肉は、上半身よりも減少のスピードが速い。20歳と80歳の人の下半身の筋肉量を比べると、80歳の人は約4割落ちているという。筋肉量が減ると、体を動かす機能が低下するだけでなく、血液の循環が悪くなり、便秘、肥満、高血圧、高血糖といった生活習慣病など、さまざまな不調を招きやすくなる。
運動不足の人が、ハードな筋トレをいきなり行うと、過度な負荷がかかることによって体を痛めることがある。バランスを崩してケガをする危険もある。
今は運動をしていないが、学生時代は運動部だったという人は、相当数いるだろう。BMIは優に25を超え、肥満体型をしたビジネスマンが、じつは学生のころは運動部でそこそこ有名な選手だった、などという話は珍しくない。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら