日本代表「ようやく勝利」でみえた微かな光明

コロンビア戦へ向けた布陣はどうなる?

DF陣は右から酒井宏樹(フランス1部・マルセイユ)、植田直通、昌子源(ともにJ1・鹿島)、酒井高徳(ドイツ1部・ハンブルガーSV)という並び。今回は相手のレベルが低かったこともあり、スイス戦で酒井高徳が犯したような1対1のミスは出ず、全体的によくまとまっていた印象だった。とりわけ、右の酒井宏樹の守備力は十分計算ができるレベルだと改めてハッキリした。

4バックの場合はヴァイッド・ハリルホジッチ前監督が重用したこの男が使われるだろう。鹿島コンビの両DFも使える計算が立ったのは収穫。コロンビア戦はやはり吉田麻也(イングランド1部・サウサンプトン)が軸になるのは間違いないが、その相棒は候補者最右翼の槙野智章(J1・浦和レッズ)を含め、連携や相手との相性で決まると見られる。左の酒井も今回、攻撃面では非常に輝いたが、攻守のバランスではやはり長友佑都(トルコ1部・ガラタサライ)が上。そこは不動ではないか。

大一番のスタメン争いはさらに激化

中盤に関しては、初めてキャプテンマークを巻いた山口蛍(J1・セレッソ大阪)と多彩な展開力を示した柴崎岳(スペイン1部・ヘタフェ)のコンビが絶妙で、このまま2人をコロンビア戦にぶつけてもいいくらいの出来だった。これまで日本のボランチ陣は34歳の長谷部誠(ドイツ1部・フランクフルト)に依存しがちで、ハリル時代は彼がいなければ成り立たないほど重視されていた。

が、ここ最近のキャプテンはボールを奪った後の球出しが今一つ不安定で、ミスも目立っていた。それを踏まえると、西野体制過去2戦でタテの意識を強く押し出した大島僚太(J1・川崎)を含め、20代3人の中から大一番のスタメンコンビを選ぶ策があってもいい。指揮官に長谷部を外す思い切りがあるかどうかは何とも言えないが、競争がより一層激化したのは事実だ。

攻撃的MFのところも、今回先発した右の武藤嘉紀(ドイツ1部・マインツ)、左の乾、トップ下の香川は揃ってハードワークと献身性を強く押し出した。2ゴールで日本に希望をもたらした乾が宇佐美貴史(ドイツ2部・デュッセルドルフ)との定位置争いを大きくリード。香川も本田圭佑(メキシコ1部・パチューカ)との熾烈なサバイバルを制しそうな雲行きだ。

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