ビジネスシーンに合う「リュック」の選び方 登山・行楽っぽさを防ぐ5つの選定ポイント

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前者の場合、「リュックとしても使える」という哲学にもとづいてつくられるため、リュック用のストラップが簡易的なつくりになっていることがある。リュックをメインで使う人にとっては、使いづらく、余計に疲れるということがある。自分の使いみちをよく考えたうえで選択するのがいいだろう。

「また、3WAYは確かに人気ですが、ショルダーバッグスタイルで使わない、という人も実は多い。そういう方は最近出てきたリュック×ブリーフケースの2WAYのみのタイプもいいでしょう。ちょっとした違いですが、余計な金具などが減る分、さらにすっきりとしたデザインとなり、軽さも出てきます」(土屋さん)

背負った姿を見てバランスを確認

ポイント5 必ず試着して、全身を姿見で見てから選ぶ

ブリーフケースやビジネストートなどももちろん購入前に手にとって、しっくりくるかを確かめるのがベスト。ブリーフケースのハンドルやショルダー同様、ビジネスリュックのストラップは、毎日、直接触れる部分。「なんか触り心地がわるい」「どうもしっくりこない」という違和感を覚えるなら、いくら機能的でデザインも気に入っていたとしても避けたほうがいいだろう。

ビジネスシーンに合うリュックの一例。色や体格とのバランスなども考えたほうがいい (筆者撮影)

それに加えて、全身を映す鏡で、背負った際の姿を横から見ること。場合によっては、あわせ鏡で後ろ姿を見ることもしておきたい。

リュックは背負うとほぼ体の一部に組み込まれるもの。手に持ってみているときは違和感がなくても、背中にそれがつくと、背負った人の体と比べて「やたら大きい」「妙に小さい」といったサイズの違和感が出てしまう。

「ブリーフケースなどは体と離れて使うので目立ちませんが、リュックの場合は気になってしまいます。小柄な方が大きいものを選ぶ、大柄な方が小さいものを選ぶのはできるだけ避けたほうがいいでしょう」(浅尾さん)

またコーディネート面でいえば、リュックのストラップの長さにも気をつけたい。ピタピタに締め上げると、荷重はラクになりそうだが、小学生のようなランドセル感が出てきてしまう。かといって、ダラッとストラップを伸ばしすぎると、中学生の部活帰りのようなだらしなさがにじむ。

また値段はピンキリだが、モノの良し悪しを見るうえで「ストラップのつくり」もチェックしておきたい。担いだとき、クッション性があって、つけ心地がよいものは丁寧なつくりをしている証拠だ。何よりも、長時間背負っていると疲れるものは避けたい。

そろそろボーナスの時期。この記事をアシスト代わりに、ビジネスリュックを選んでみるのも、夏のボーナスの使いみちとしては、いいゴールではないだろうか。

箱田 高樹 カデナクリエイト

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はこだ こうき / Koki Hakoda

1972年新潟県生まれ。江戸川大学社会学部卒業後、カデナクリエイト入社。ビジネスマン向けの媒体を中心に執筆・編集を手掛ける。著書に『カジュアル起業~"好き"を究めて自分らしく稼ぐ~』、共著に『図解&事例で学ぶビジネスモデルの教科書』『クイズ商売脳の鍛え方』など。最新著に『課長・部長のための労務管理 問題解決の基本』(カデナクリエイト他著・マイナビ出版)。

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