入社3年未満の「早期転職」はやっぱり危険だ 人脈を残すためにも円満な辞め方が正解

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スムーズに転職するにはどうすればいいのか(写真:xiangtao / PIXTA)

一通り仕事を覚え、そろそろ会社のいい面・悪い面が見えてきた頃、膨らんでくるのが転職願望だ。転職を勧める車内広告やテレビCM、ネット広告などが、刺激になる場合もあれば、正月に地元で友人たちと久しぶりに情報交換をしたことが引き金になる場合もあるだろう。この時期は、年末のボーナスが支給されたあとなので、4月の入社を目指して転職活動がさかんに行われる時期でもある。

抜け出して面接、嘘をついて退社…周囲は大不満

「転職するのはいいけど、会社を抜け出して黙って面接に行くのはやめてほしい。みんな心配して必死に探したのに。今、考えても腹が立つ」(通信・28歳)

また、「体調が悪いと言って辞めたにもかかわらず、実際は同業他社へ転職した人がいた。狭い世界だから、すぐにばれた。嘘をついてまで転職するのは印象が悪い」(広告・34歳)。

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こんな事態を引き起こさないように、今回は、転職の基本とマナーについてまとめた。

「新入社員の方で、転職支援サービスの登録にいらっしゃる方は多いです。しかし、基本的に社会人経験が浅い人にはあまりおすすめしてしません」と話すのは、転職支援サービスを手がけるパソナキャリアカンパニーのキャリアアドバイザー・山崎将吾氏だ。

企業のニーズが高いのは入社3年を過ぎたあたりの若手社員。社会人としての知識も経験も身に付き、一人前に仕事をできるようになった頃だ。それに対して、3年未満の求人、中でも1年未満の求人は数が少ないという。仕事をするための基礎ができていないことに加え、嫌なことがあれば、すぐに辞めてしまうととらえられてしまう。

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