若者7500万人が無職にあえぐ世界の暗い未来 超高齢社会の到来は日本だけの問題ではない
2050年、世界人口の3人にひとりが50歳以上に
世界は、人口構成のかつてない大きな変化を体験している。歴史的に見れば、その変化は急激に起きた。1990年時点で60歳以上の人口は5億だった。ところが、2020年には10億に、2050年には20億に達すると見られる。
その頃には、地球上の3人にひとりが50歳以上になる(2000年にはわずか18パーセントだった)。高齢化は加速の一途をたどり、しかもこの劇的な変化は世界中で起きている。
老年者はますます健康になった。現代の平均的な65歳の健康状態は、40年前の58歳に匹敵する。人は長く働くようになる。10年前の欧州では、55~64歳のうち、全体の37パーセントしか働いていなかったが、いまではふたりにひとりが働いている。

















