「お風呂で煙をたく」カビ取り剤が売れるワケ

風呂中に胞子をばらまく「天井カビ」の恐怖

カビ取り剤市場を拡大させた、隠れたヒット商品とは?(写真:尾形文繁)

今年も、カビが繁殖しやすく水回り掃除が悩ましい梅雨の季節がやってくる。特に掃除スペースが広い浴室のケアは大変。

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ところが、ここ数年、ママ友や浴室掃除を担当する男性との会話の中で、「掃除が劇的にラクになった」「アレ、不思議だけど効くよね」などとよく話題に上る商品がある。

ライオンの「ルックプラス おふろの防カビくん煙剤」(610円税込想定価格)。浴室掃除といえば、浴室用洗剤や塩素系カビ取り剤などを使って汚れやカビを「落とす」方法が一般的だが、同商品は、銀イオンの“煙”により浴室全体の黒カビ原因菌を除菌してカビを「防ぐ」という商品。

今までとはまったくアプローチが異なるアイテムでありながら、愛用者は筆者の周囲の人たちだけではないようだ。2012年の発売以来、じわじわと売り上げを伸ばしており、2017年度の売り上げは前年比115%と伸長。年間10億円の売り上げで成功とされるカビ取り剤市場において20億円以上を達成したという。

カビ取り作業から解放される?

スゴイのは、除菌力。銀イオンを煙で飛ばすため掃除しづらい天井や換気扇の裏側まで成分が行きわたり、黒カビの原因菌を99.999%除菌できるそうだ。しかもその効果は2カ月ほど続くため、定期的にこの煙をたけば、塩素系カビ取り剤を使うような手間のかかる浴室掃除をすることなく、キレイな浴室を保てるという。

同社の調べでも、2カ月使った人から「本当にカビやぬめりが出てこなかった」「カビ取り作業から解放された」といった声が集まったそうだが、ネットの商品口コミなどを見ても評価は高め。防カビ剤人気ランキングなどでも、上位を獲得していた。

カビ取り作業を面倒に思う人や時短したい人、塩素系カビ取り剤そのものが苦手な人をはじめ、「何が何でもカビを発生させたくないというキレイ好きな方々にファンが多い印象」と、同社のヘルス&ホームケア事業本部リビングケア事業部ブランドマネジャーの宮川孝一さんは話す。

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