カフェインの真実をどれだけ知っていますか 思わず人に話したくなる蘊蓄100章

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81. 英国食品基準庁が定める妊婦にとってのカフェインの悪影響のない最大摂取量の目安は1日200㎎

82. 英国の大手スーパーやドラッグストアでは2018年3月より16歳未満へのエナジードリンクの販売禁止を決定

83. 英国で販売される『レッドブル』通常版のカフェイン量は、8.4オンス缶(約250㎖)に80㎎

84. 米国疾病予防管理センターではカフェイン入りエナジードリンクをお酒と混ぜて飲むと、お酒だけ飲んだ場合に比べて3倍飲み過ぎた状態になると注意喚起している

85. 日本中毒学会の調査では2011年からの5年間にカフェインの中毒症状で101人が病院に搬送、3人が死亡した

86. カフェインによる中毒症状は、一度に大量(500㎎~1g)のカフェインを摂取したケースで起きている

87. カフェインのLD50(半数致死量)は200㎎/kg

88. デカフェの歴史は20世紀初頭、輸送中のアクシデントで海水に浸ってしまったコーヒー豆からカフェインが抜けていたという偶然から始まった

89. スターバックスでは2017年より「ディカフェ」商品を刷新。ドリップコーヒーのみならず、ラテなどのエスプレッソ系ドリンクも「ディカフェ」で注文可能となっている

コーヒーは石油に次いで2番目に多く取引される貿易財

90. デカフェ用のコーヒー豆から除去されたカフェインは、飲料の製造会社や製薬会社で再利用されている

91. 貿易統計では、デカフェコーヒーの2016年の輸入量は3000トン余りと2000年の5倍に増えている

92. キリンでは新たに、カフェインレスの緑茶飲料を発売

93. 2016年にはカフェインフリーのコカ・コーラが発売

94. カフェインレスコーヒーには数種類の製法があり、安価なデカフェには塩化メチレンなど有機溶剤が使われる

95. カフェインレスコーヒーの安全な製法としてスイスウォータープロセスや超臨界CO2(二酸化炭素)抽出法などがあげられる

96. 世界最大のカフェイン工場は中国にある石家荘製薬集団有限公司が経営する化学工場

97. 尿酸を主成分に生成される合成カフェインは、日本国内では原則として使用が認められていない

98. 米国ではほとんどの成人が毎日カフェインを摂り、その摂取量は平均100㎎を超える

99. コーヒーは世界で石油に次いで2番目に多く取引される貿易財である

100. 世界で消費されるカフェインの量は年間10万トン

(文:森谷 美香/『モノ・マガジン』2018年5月16日号より転載)

参考文献・HP:『カフェインの真実』(白揚社)、『カフェイン大全』(八坂書房)、〈農林水産省〉〈朝日新聞デジタル〉、〈全日本コーヒー協会〉ほか関連サイト
モノ・マガジン編集部

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『モノ・マガジン』はワールドフォトプレス社が発行するモノ情報誌。原則、隔週で発行している。公式サイトhttp://www.monomagazine.com/

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