カフェインの真実をどれだけ知っていますか 思わず人に話したくなる蘊蓄100章

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21. 「カフェイン」という言葉はドイツ語のコーヒーにあたる「Kaffe」を語源とする

22. 1827年にはウードリーが茶から発見した物質を「テイン」と命名。後にカフェインと同一であることが証明された。発見の順番が違えばカフェインは「テイン」の名で普及したかもしれない

23. 1895年にはドイツの化学者エミール・フィッシャーがカフェインを合成する方法を開発

24. フィッシャーは1902年にノーベル賞を受賞した

25. 世界三大飲料はコーヒー、紅茶、マテ茶(またはココア)といわれるが、それらの共通点がカフェインを含むこと

26. 「世界で最も飲まれている飲み物」トップ3(コーヒー、お茶、コーラ)も、すべてカフェインが入っている

27. カフェインを多く含む飲料のトップは玉露。100㎖あたりのカフェイン量は約160㎎

28. エナジードリンクはカフェインを多く含むのが特長であり、1本あたり100㎎前後

29. コーヒー100㎖あたりのカフェイン量は約60㎎(熱湯150㎖でコーヒー豆粉末10gを抽出した場合)

30. 市販の眠気防止薬のカフェイン量は1錠に100㎎ほど

カフェイン以外にコーヒーに含まれる成分

31. コーヒーにはカフェインのほかにクロロゲン酸、タンニン、ポリフェノール薬理作用のある成分が含まれる

32. コカ・カーラのカフェイン量は100㎖あたり9㎎

33. コカ・コーラは発売当初、刺激剤として販売され、1杯(約250㎖)に81㎎のカフェインが入っていた

34. コーラはかつてカフェインを含む「コーラナッツ」のエキスを原料として作られた。現在の製法ではコーラナッツを使用しないが、カフェインが添加されている

35. コーラナッツは、アフリカやイスラム世界では少しずつ噛み砕く興奮剤として広く嗜まれていた嗜好品

36. このコーラナッツを使い、通常のコーラの約3倍のカフェイン量の「フリッツコーラ」がドイツで大人気

37. ドイツには、1931年以来の歴史とカフェイン含有量世界一を誇る「afri-cola」があり、世界にファンをもつ

38. コーヒー豆の種類によってもカフェイン量は異なり、ロブスタ種のカフェイン量はアラビカ種の約2倍

39. 深煎りのコーヒー=カフェインが多いというのは間違い。豆を煎る時間が長ければ長いほどカフェインの含有量は少なくなる

40. インスタントコーヒーよりもハンドドリップコーヒーのほうがカフェイン含有量は多い

次ページ「一番煎じ」のなかに90%以上のカフェイン
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