iPhone「2代目解体ロボ」、スゴすぎ性能の全貌 アップルはネジ1本までリサイクルする

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リサ・ジャクソン氏(写真:アップル)

「デザインも、品質も、地球も犠牲にしない」これは、リサ・ジャクソン氏の言葉だ。ジャクソン氏は、複数年にわたる取り組みであり、小さな一歩が積み重なっていくとして、どんなに細かいことでも妥協せず続けていくことを強調した。

アップルは自社で製品を企画・設計し、自分たちが納得のいく品質になってから世に送り出すという。その際、デザインと品質を極限まで熟成させることはもちろん、そうした追求が地球環境への負荷を極力少なくする。持続性を必ず意識するようにしているという。

リサイクルを考えてから製品を作り始める

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使う資源、使用電力などが極力少なくなるように設計し、その持続を実現する。そのうえで確実に回収して再資源化ができる仕組みもデザインする。つまりアップルでは、どのようにリサイクルするかを考えて、製品を作り始めているのだ。

アップルはスマートフォン市場において、販売台数は15%前後のシェアにとどまっているが、利益シェアは85%を超える。高付加価値製品を受け入れてもらえるブランド力と潤沢な投資資金を背景に、着実に理想への歩みを進めているのだ。

そしてつねにこの話でアップルの役員が強調するのは、こうした取り組みこそ、ぜひほかの企業もマネしてほしい、ということだ。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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