「論理的なだけの人」に教えたい伝え方の基本

印象が薄い、企画が通らない人の盲点

伝わらない、共感されない文章を変えるにはコツがあります(写真:baona / iStock)

文章には2種類の書き方がある

文章を書くことに苦手意識はありますか? 「論理的だけど、記憶に残らない」などと人に指摘されたことはありませんか?

この連載の記事一覧はこちら

筆者は論理的な文章を書くための研修講師をしたり、文章の書き方の本を執筆しています。研修では実際に書かれた文章の改善指導を行うこともあるので、ビジネス文書を目にする機会が多くあります。

近年ではロジカルシンキングの考え方が広まり、情報を整理して書くことを心掛ける方も増えてきたように思います。しかし、単に情報が整理されているだけの文章では伝わらないこともあります。では、何が必要なのかというと、以下の2つの種類の文章が必要です。

①構造化された文章=ストラクチャーがわかりやすい文章
②物語化された文章=ストーリーがわかりやすい文章

①の構造化された文章とは、たとえば問題の要点が3つにまとめられているなど、全体像とその構成要素によって整理されている文章です。読み手は全体をとらえたうえで今どこの話がされているのかを理解しやすいという利点があります。

一方、②の物語化された文章とは、実際にあったエピソードなど、感情やシーンの展開・変化が中心で、流れに重きが置かれています。読み手が感情移入しやすく、共感を得やすいタイプの文章です。

この2つの文章の特徴をまとめてみると以下のようになります。

次ページ2つがそろっていることが重要
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 貧困に喘ぐ女性の現実
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 若者のための経済学
  • 「日本の外交」超入門
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
背水のフジテレビ<br>500日の苦闘

日枝会長が退き宮内新体制が発足してから1年半。増益に転じたが視聴率は低迷を続ける。長寿番組の打ち切りが象徴する大胆な編成改革に加え、組織もコストも抜本的に見直した。背水の陣を敷く同社の人間ドラマを追う。