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2月はじめに高校の同窓生の集まりがあり、ある理系大学の学生指導担当の教員と話す機会があった。話題は就職活動になり、その時点ですでに面接が始まっていることを聞いた。さらに学生への就活指導についてたずねると、その教官は、「就活指導は不可欠。今の学生はトレーニングしなければ、面接でまったく話せない」と断言した。
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だが本当にそうなのか? 大学を訪問すると、学生は快活・明朗に見え、有望な若者ばかりに思える。しかし、面接になると、「ダメダメ君、ダメダメさん」が増殖してくるらしい。どんなところがダメなのか? 採用者側の目線で検証していきたい。
HR総研が2017年12月に行った「2018年新卒採用および2019年新卒採用に関する調査」では、企業の採用担当者に「悪い意味で印象に残っている学生」について記載してもらっている。そのコメントから人事を失望させる学生の素行とはどのようなものかを確認していきたい。
人事をあきれさせる学生の7パターン
人事をあきれさせる学生の行動パターンについて、情報・通信系の人事担当者が7パターンにまとめていた。まずその7パターンを紹介しよう。
会社に入社したいという態度ではない。世間知らずの子どもであり、無作法・礼儀知らず・無礼千万な振る舞いとも言える。ただ、こういう学生の行動を、多くの大学は許容しているのではないだろうか?
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