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ソニー「最新イヤホン」が逸品といえる理由 AIスピーカーの次に来るのはこれだ!

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音声でClovaのアシスタンスサービスを呼び出す(筆者撮影)

radikoは曲スキップ操作で選局する機能があるため、ヘッドジェスチャーを使えば選局できるが、目的のラジオ局の周波数が遠いところにあった場合には何度も首を振らねばならないうえ、どの局が選ばれたのか音声アナウンスがないため特定局を指定しようとすると、スマートフォン本体に手を伸ばさなければならない。

音声でClovaやGoogleのアシスタンスサービス呼び出したあとに、それらの音声アシスタントに尋ねなければならない。複雑なことは本格的な音声アシスタントサービスに任せなければダメというのでは自己矛盾だ。“タッチパネル操作をカスタマイズして、直接呼び出せばいいではないか”との意見もあるだろうが、こうした製品は、そうした使いこなしを求めるべきものではないと思う。

もうあと少し柔軟性があればいいだけだ。

細かい点をもうひとつ。“今日の天気は?”と尋ねて天気予報と最高気温、最低気温を知ることができるのはいいが、“現在の気温は?”と尋ねて同じ情報が出てくるのはやはり違和感がある。コンビニに行くとき、軽くジャケットを羽織るかどうかを知りたい、あるいはランニングに出るときにパーカーを着るかどうか決めたいだけなのだから。

iPhoneユーザーは機能に制限がある

またヘッドジェスチャーも、現時点ではやや慣れとトレーニングが必要と感じる。ファームウエアでの改良もおそらくは可能になっていると予想する。より洗練された操作性への改良を期待したい。

なお、iPhoneでの利用時、音声アシスタント機能は直接Siriを呼び出すこととなり、音声読み上げ通知なども行えないという。これはiOS側の制約であり、ソニー側の責任ではないが、iPhoneユーザーは“何ができないか”を公式ウェブサイトでよく調べておくことを勧める。

昨年からいくつかのヒアラブルデバイスを体験してきたが、どれもいまひとつ食指が動かなかった。コンセプトには賛同できても、長時間の装着に耐える快適性が得られないとも感じていたからだ。

しかし本機はハードウエア面での差異化が明確にされている。ソフトウエア側での改良が継続的に行われることを期待できるのであれば、現時点での不満も将来的には緩和する可能性もある。他に明確なライバルもいない。

ひとたび使い始めれば、手元を見ながらスマホ歩きしたいという衝動も大幅に少なくなる。スマートフォンの使い方が変わる画期的なデバイスを使ってみたい。そう思うならば、迷わず手にするべき製品といえるだろう。

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