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久光製薬のMBOで個人投資家が対抗提案に期待も、出てきそうにない3つの理由/株価は期待感からTOB価格を上回って高止まりするが

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久光製薬の看板
久光製薬の株価が、発表したMBOのTOB価格より高値をつけて推移している(撮影:梅谷秀司)

「ちょっと株価が上がりすぎている。投資家は何かを期待しているのではないか」

投資ファンド関係者がこう語るのは、「サロンパス」や「モーラステープ」といった貼り薬で知られる製薬中堅の久光製薬の株価について。1月6日にMBO(経営陣が参加する買収)を実施して株式を非公開化すると発表して以降、株価は一気に上昇し、1株当たりの買い付け価格(TOB価格)を上回る水準で推移しているためだ。

久光製薬の株価推移

個人投資家は対抗提案に期待

TOB価格は1株当たり6082円。発表前日の1月5日の終値を35%上回る水準で、PBR(株価純資産倍率)にして1.6倍ほど。ほかのMBO案件と比較して、プレミアムにそこまで遜色があるわけではない。

そのため、TOB価格を上回る株価をつける理由について、投資ファンド関係者は「個人投資家を中心に『これから対抗提案が出るのではないか』と期待しているからではないか」と推察する。

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