ぐっちーさん「中国の恐ろしさに早く気付け」 アメリカも欧州も日本も、みんな危ない?

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もし、「国内の企業に買われるのも、中国企業に買われるのも同じだろう」、なんて言っていたら、それ自体が間違っています。

日本人は海外のルール、慣習になんとか合わせようと頑張るわけですが、中国人は自分たちこそがルールなんです。ドイツがそういう価値観が通用する相手ではない、ということにやっと気が付いたようではありますが、正直時すでに遅し、かもしれませんよ……。

あの小澤征爾氏も驚いた中国人のマインド

最後に……。もう20年ほど前になりますが、あの巨匠の小澤征爾氏に直接伺った話を披露しておきます。

元々中国(旧満州)生まれの小澤先生は中国には思い入れがあり、長年中国のオーケストラを指導されておられました。この話がおもしろい。日本人のオケだと、できるだけベルリンフィルに近づこうとか、ウィーンフィル並みの音を出してやろうとか、要するにクラシックの本家である国のオケをまずは目標にして頑張るわけです。今でもまだそういう傾向があると思いますが、それは当然でしょう。本家を追い越してなんぼ、というのが多くの日本人の考え方、だと思います。

ところが、小澤先生が初めて中国のオーケストラを指揮してブラームス交響曲第1番をリハーサルしたところ、正直まるでブラームスに聞こえなかったそうです。要するに、中国人の解釈をそのまま当てはめて、「本家本元のブラームスを本気で学ぶ気なんてまったくなかった」、というのですよ。挙句の果てに、「バイオリンなんて、中国の二胡がオリジンなんだから俺たちの解釈があっている」、と言い張る始末で「本当に最初は困った」、とおっしゃっていました。

みなさん、わかります!? これが中国なんですよ。自分たちの考え、ルールがすべてで、まして日本人のルールに合わせようなんて微塵も考えてない人たちとビジネスして……楽しいわけないですよね。

とにかく、「東京都と尖閣諸島(中国ではこうは呼んでいませんが)を交換してやろうか」、とか言われる前に、何とか手を打たねばなりませんよ。

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