社長こそ「命を賭して経営する」覚悟を持て

「社員が命を落とす」のは経営者の恥

社長たる立場にあるかぎり、すべてを犠牲にして経営にあたるべきだ(写真:Sergey_Nivens/iStock)
リーダーとはどうあるべきか、いかなる「覚悟」を持つべきか――古くて新しいこの問いに、多くのリーダーたちが頭を悩ませている。
東洋経済オンラインの人気連載「上司と部下の常識・非常識」に大幅な加筆修正を加えた書籍『正統派リーダーの教科書』を上梓した江口克彦氏が、あるべきリーダーの姿と、必要な「覚悟」を解説する。

社長は覚悟がないと務まらない

およそ社長たる者、自分の会社の存続発展のためには、命を落としてもいい、からだを壊して死んでもいいというような思いを持っていなければならないと思う。

『正統派リーダーの教科書』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

別に、死ぬ必要もないが、しかし、大企業はもちろん、中小零細企業の社長ともなれば、それほどの覚悟というか、思いというものを持たなければ、成功するはずもない。ただ、社長として頑張ろう、しっかり経営をしていこうという程度の思いでは、経営は成功するものではない。

もちろん、社員にそれを望むべきではない。社員は、時間どおり、決められたとおりに、そして自由闊達に社長の出した方針に沿って、毎日、業務に取り組み、結果を出せばいい。だから、誤解を恐れずに書けば、社長が鬱になろうが、自殺しようが、それはそれで、むしろ、「武士の誉れ」、以って瞑すべしというものだが、しかし、社員を鬱にしたり、ましてや自殺させるなどということは、指導者として、風上にも置けない。まことに愚昧、愚鈍な社長としか言いようがない。

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