”離婚の危機”をエリートはどう乗り越える?

結婚生活の悲惨さは、全て株価に織り込み済み?

韓国人は、神様の力を借りて夫婦円満

これは韓国が単にキリスト教徒がやたらと多いせいかもしれないのだが、韓国人で香港に住んでいる人は、毎週日曜教会に通っているキリスト教徒は幸せな結婚生活を送っているケースが多い。これは家族を大切にするという教義と、日曜は家族で教会に、という習慣と、思想信条・価値観を共にしているという信頼関係が夫婦の絆を強めているのだろう。

ただしいくら好みのタイプの人を見つけても、相手がプロテスタントだと話は少し変わってくる。教義上、必ず伴侶であるあなたも日曜の教会通いに付き合うことが交際および結婚の前提になることが多いので、“幸せな結婚生活”の代わりに日曜の“ぼけっとだらっと家で過ごす休日”とはおさらばする心の準備が必要となる。

なお韓国人の場合、キリスト教徒が多いのでアメリカなどに留学中の皆さんは現地の教会に将来の伴侶を求めて通っているケースも多く、私の友人も教会で出会って結婚し、毎週教会で夫婦そろって神父様のありがたい話を聞いている。この点、基本的に無宗教で、たまにいても仏教徒か神道が比較的多い日本では、“旦那や嫁を探しに週末お寺と神社に通う”というのは、あまり聞いたことがない話である。

インド人は基本、離婚しない

なお、人口が多い割に離婚している人にお目にかかったことがないのがインドの人々である。もちろんニューヨークやロンドンにいたり、ムンバイなど大都市にいる今どきのインド人は離婚する人もいるのだが、それでも割合的に離婚率が圧倒的に少ない。

これはそもそも“結婚相手というのは神のおぼしめし”と宗教上信じているので、いったん結婚したら離婚なんてとんでもない、愛し続けるしかない、というあきらめとも言える結婚観が身に付いているからかもしれない。

しかしながらインド人と結婚して一生安泰・・・となるのは難しく、インド人はインド人同士で結婚したがる傾向が非常に強いので、伝統的なカースト制度の中でアウトカーストに位置づけられる外国人のあなたとの結婚は、アラハバードの山奥にいるご両親がなかなか許してくれないのが最大の関門となる。

実際に私の友人で某米系投資銀行に勤めるキュートな女性がインド人の彼氏と結婚したがっていたのだが、彼氏の両親の反対でそうとう苦労していた。そんな彼女はインド文化への尊敬を見せるため、サリーを羽織って額に宝石みたいなのを埋め込み、ちょっとした違和感を放ちながら東京の街を歩いていたものだ。

インド人の結婚に学ぶポイントとしては、 “結婚したら一生添い遂げるもの”という結婚観を深く自分自身のハートにインストールしておけば、安易に離婚という選択肢が頭をもたげないので、結婚するときは相手の結婚観・離婚観をしっかりと確かめておくのも大切であろう。

私は「離婚が絶対にいけない」と言っているわけではないが、怒ればすぐに「離婚!」などと切り出す癖のある人とは長期的な夫婦の信頼関係が築きにくいのは確かである。

これらの兆候は交際中にすぐ「別れる!」などと言いだすような交際相手でなかったどうかが、相手の“結婚への適性”を見抜くひとつのヒントとなろう。

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