「中国経済崩壊論」は、やはりウソ!

いまだに絶好調の上海経済

中国崩壊論がかまびすしいが、上海の街はとてもにぎわっている(撮影:Bloomberg)

「なんやこれ、香港みたいやないか!」

私は数年ぶりに上海に来ているわけだが、その発展ぶりが目覚ましい。一昔前はバンド地区やフレンチ・コネクション一帯以外、あまりおしゃれなところはなく、南京東路の道端でエビラーメンと小龍包、そして牛か羊か(下手したらネズミという説もある)の串焼きをほおばりながら、豫園でハンコでも作って帰るのが定番だったが、今やすっかり街中が様変わりしている。

2013年10月現在の上海には、広く清潔な道路に、ミッドタウンや六本木ヒルズ並みの新しい巨大なビルが乱立している。数年前は上海1位の高さを誇るはずだった金茂君悦大酒店(グランドハイアットホテル)のビルが今や3位か4位の高さになってしまった。

その近くに香港のランドマークでもあるIFCビルが立ち並んでおり、数年で香港がもう1個作られたような感覚だ。この金融地区の立派さは東京とソウルと香港を足してもかなわないくらいであり、香港からトレーダーたちが上海に引っ越して行く理由がわかる気がする。

私の上海の友人(某外資系小売りに務める元スーパーモデル)曰く、「いまだに内陸部の人は中国が貧しいと思っているのだけれど、上海に来ると信じられないという顔つきで祖国の発展を実感する」のだそうだ。たしか私が大学生の頃、この友人が東京に遊びに来てくれたときに「空港がきれいで、ゴミが落ちていなくて清潔で感動した」と言っていた当時に比べ隔世の感があり、今やアジアのビジネスの中心が中国に移動したことを強く実感させる様変わりである。

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