「ビジネス年賀状」今さら聞けない基本マナー

メールは元日でなく相手の仕事始めの日に

年賀状には正月用の切手を貼るのがマナー。ふつうの切手を貼ると、いかにもその辺にあったものを使ったという雰囲気がするからだ。正月用切手を手に入れたら、心をこめて真っ直ぐ貼る。曲がっていると、適当に貼ったように見えて、せっかく出したのに相手の印象を悪くしてしまう。

「お年玉付きではないハガキが来ると、がっかりする」(旅行・24歳)

こうした人は多いのではないだろうか。お年玉ハガキは、送った相手に喜ばれるだけではない。送った方にもメリットがある。通常の年賀状は1度しか見られないのに対して、お年玉ハガキは、新年と抽選日、少なくとも2回見られるので、営業ツールとしては効果的だ。さらに当たれば、いいイメージをもたれるだろう。

メールは相手の仕事始めの日に出すのが望ましい

最近は、メールで出す人もいる。メールのマナーには、どんなものがあるのだろうか。

まず、発信日。新年は休日なので、ビジネス用の年賀状を休日に出すのはふさわしくありませんです」(伊東氏)

メールの場合、出す相手の仕事始めの日の朝に出すというのが望ましいという。土日の入り具合によっては、企業によって初日がバラバラ。送信する日にちの調節は、けっこうやっかいかもしれない。文面のマナーについては、年賀ハガキの場合と同じだ。

「新年最初のメールのやりとりは、『あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします』といった、簡単な新年のあいさつを入れるのがいいでしょう」(伊東氏)

気をつけたいのは、送っていない相手から年賀状が来た時にメールで対応しようと考えること。返事をメールで出すことは、非常に失礼にあたるという。

返事は、相手に合わせるのが鉄則です。ハガキで来たら、ハガキで返す。連名で来たら、連名で返す。メールで来た場合には、メールでお返ししましょう」(伊東氏)

なお、今年から、1月8日以降に投函する年賀はがきは、「52円」ではなく、通常のはがき料金と同じ62円となり、10円切手を貼って出す必要がある。連休があることを考えると、5日までには出しておきたい。

このように、年賀状には、さまざまなマナーや常識が凝縮している。

「年賀状は一般職の人が、全部やってくれるからお任せ!」(不動産 22歳)

それも効率的だが、社会人としてのマナーの勉強にもなるので、新入社員の時くらいは、ぜひ年賀状を書く作業にも挑戦してみたい。

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