学閥おじさんに「飲み会に誘えないなぁ」と言われた時、Iさんはなんと言うべきだったのでしょうか。正解は、
「そんな~。そんなこと言わずに誘ってくださいよ~☆」
と言うべきだったのです。しかし、Iさんは年若く、学閥おじさんが何を言っているのか理解できなかったのです……。
学閥おじさんは、別に自分が高学歴であることを鼻にかけている嫌な奴というわけではないんです。学閥おじさんは純粋に出身校を愛しているだけなんです。ありていに言うと、嫁より母校を愛しているんです。
言いすぎで編集さんのストップがかかりそうですが、大丈夫なはずです。
ワイフ(妻)より母校を愛しているんですから、奥さんの話より出身校の話のほうが多くても何も問題がないはずです。
おじさんの学閥に所属していない者がやるべきことは、その愛を理解することです。
Iさんのように、「俺の出身校のほうがすごいよ? ドやあ!」などしてしまうと、学閥おじさんは気分を害してしまいます。すると、学閥おじさんは結束力を高め、あなたを排除しようと動き出してしまうのです……。
学閥おじさんに対抗する方法
こんな学閥おじさんに対抗する手段は2つあります。
1つは、学閥おじさんに巻かれること。
もう1つは、オフィスのはぐれ学閥おじさんを探すことです。
学閥おじさんに巻かれるとは、文字どおり、おじさんの学閥に取り込まれることです。自分は学閥に属していなくても、学閥おじさんたちの深い母校愛を理解すればいいのです。おじさんたちが母校の話をしたとき、
「まじすごいっす」
「尊敬するっす!」
「自分なんて大したことないっす!」
大体この3パターンで対応しておけば、なんだか会話が成立します(注:実際にはもう少し丁寧な言葉を使いましょう)。
次ははぐれ学閥おじさんを探すことです。このはぐれ学閥おじさんは、社内の学閥には属していますが、どこか一匹狼ふうのおじさんです。このはぐれ学閥おじさんは、はぐれ者であるがゆえ、学閥風を吹かさず、その媚びず属せずの姿勢が、学閥内外で一目置かれているクールガイです。
このおじさんと仲良くなれば、学閥といざこざを起こしたとき、「お前、それは違うんやで」と優しくアドバイスしてくれる神的存在になるかもしれません。はぐれ学閥おじさんを仲間にしたとき、おじさんは学閥とは何かをそっと教えてくれるはずです。
「学閥を知るものが学閥を制す」。といったところで今日は失礼します☆
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