「学閥おじさん」に潰されずサバイブする方法 ビジネススクールでは絶対教えてくれない

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友人のIさんは某有名二流私立大学を卒業し、ちょっと働いた後、アメリカのアイビーリーグのビジネススクールに行き、

華麗に学歴ロンダリング

を成功させました。その後帰国し、当時上場間近といわれていたIT系のイケイケベンチャーに就職しました。

このイケイケベンチャーはなんせイケイケベンチャーゆえ、資金調達を成功させ、採用を積極的に行っておりました。そのため、Iさんも採用されたのですが……いざふたを開けてみればびっくり。その会社の管理職は某大学卒業者によってほとんど占められていたのです。

とはいえ、彼はアイビーリーガーです。某M会(言ってしまった……)に負けるわけがありません。ここで、友人と学閥おじさんのしようもない心理戦が始まったのです……。

アイビーリーガーとバレたばかりに…

それはある日のことです。オフィスで仕事をしていた彼に学閥おじさんが話しかけてきました。

この学閥おじさんとはほぼ初対面だったのですが、開口一番、学閥おじさんは、

「君の大学はどこなの?」

と聞いてきました。なんだこいつ?と思いつつ、友人は

「大学はXXですが、大学院はアイビーリーグです」

と、どや顔で答えました。

すると、おじさんは大きな声でオフィス中の人間に聞こえるように、

「XXかぁ。じゃあ今度の会社のM会の飲み会には誘えないな~

と言ったのです。友人は一瞬おじさんの言ったことが理解できず、ぽかんとしましたが、

何言ってるんだ? こいつ? ミンチにすんぞ?

と瞬間的に殺意の波動を出してしまいましたが、彼はまだ年若く「え……そうっすか……? へへ……」とへらへらと笑うことしかできませんでした。

しかしこのときの発言が後々の災難を引き起こすとは、Iさんは思いもしなかったのです……。

Iさん抜きで行われた飲み会で「あいつちょっと生意気だよな」という話が出たのです。それが「海外経験はうちの社風には合わないのでは?」となり、「重要な会議にはあいつは呼ばないでいいよな」と超展開が行われたのです。

こ、怖い……!

その結果、Iさんに情報が回ってくるのはいちばん最後になり、会議や打ち合わせで何も知らないIさんは恥をかくこともしばしば……。そのうち、Iさんには自分の専門とは違う英語の翻訳といった仕事ばかり回ってくるようになり……不満を募らせたIさんは、結局その会社を辞めてしまいました……。

そう、学閥おじさんは徒党を組み、Iさんを外していったのです。アイビーリーガーであったIさんですら、学閥おじさんたちに負けたのです。ビジネススクールも学閥おじさんの取り扱い方法を教えてくれはしませんでした。

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