親が子を世話するのは当然ですが、それを感謝し、親に恩返しがしたくて勉強したとおっしゃる学生さんに、今回は学びたいと思います。
勉強は親への恩返し
<グローバルエリートからのコメント>
モチベーションを刺激するのも、親の仕事
思えば私も今まで、「勉強を強制された、強制された」と言ってきたが、よくよく考えてみると、同時に“この怠け癖の強い私でも勉強したくなるような”工夫をしてもらっていたことに気づく。
私が勉強に興味が湧くように、テストの成績に連動してお小遣いもかなりの額をもらっていたし、私の趣味の熱帯魚の飼育費には、テストの成績が大きく貢献していた(アロワナとかレッドテールキャットとか、マニアックで恐縮だがタイガーキャットとかバンデッドピラムターバとか、大型魚に走り出すとエサ代など毎月の維持費が2万円を超える月もあったので、私も彼らを食べさせるために必死であった)。
さらに勉強ができるライバルに勝ったときや、塾などの模試テストで1位を何度も取ったときには、「賢いね」と褒められ、それが幼心に自尊心の形成に役立ち、その自尊心のためにも勉強を“ある程度自主的に”頑張るようになった。そして当時は何のために勉強しているかはまったく不明だったが、この進学校に入学できれば、漠然と賢げな、いい人生が待っているんだろうな、というぼんやりしたイメージも徐々に湧いてくるようになったものである。
どうせ子供の大半はなぜ勉強しなければならないか、はっきりとわかっているわけないのだから、ぼんやりとでもいいので“勉強したら将来いいことがある”というイメージを持てるように誘導するのも親の重要な仕事であろう。
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