「現状維持」を掲げる会社が必ず崩壊するワケ 目標を「横ばい」とした途端に会社は終わる

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「現状維持でよし」という目標を提示すれば、その目標が達成されることはおぼつかない(写真:Sergey Nivens / PIXTA)

会社は成長しなければ、消滅する

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松下幸之助の側近としてPHP研究所の経営を長くやってきた筆者の実感から言えることですが、経営者が経営を「現状維持でよし」と考え、そのような指示を出した途端、その会社は成長が止まります。それどころか現状維持もできなくなり、確実に衰退します。

売り上げ9億円、赤字経営の状態でPHP研究所の経営を引き受けました。そこから、社員が危機感をもってよく力を合わせ、汗を流し、努力してくれた結果、年々成果が上がるようになり、6年ほどで64億円の売り上げまで成長し、黒字経営になりました。

まさに「イケイケドンドン」という勢い。そのような勢いで成長発展するようになると、経営責任者の筆者は正直、怖くなりました。気が弱いので、すぐに反動が来るのではないかと、恐る恐るの思いになりました。

加えて、社員たちがそれぞれの仕事に、それこそ昼夜を問わず懸命に取り組んでくれている。寝食を忘れるような勢いで働いている。そのひたすらさを見ているので、社員のためにも、とにかくいったん、「踊り場」をつくろう思いました。それまで年々高く目標を提示してきましたが、その年度の目標は、前年度達成した売り上げ・利益と同額にしたのです。

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