ニッポンの「展望台」、知られざる歴史の全貌 凌雲閣からスカイツリーまでを綴る蘊蓄100

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41. 電波を安定供給できる強固な地盤と魅力ある展望台のために工場排煙等で景観を妨げない建設地を求めた

42. 当初は上野公園付近も候補地だったが、海抜18mの高台にある芝公園地区が最終的に選ばれた

43. 1957年6月に着工し、翌58年12月23日に地上16階・地下2階建ての東京タワーが開業した

44. 開業翌年の1959年には来場者数513万人を記録。当時、上野動物園が持っていた年間入場者数記録を抜いた

45. 現在も東京タワーには年間300万人が訪れ、2008年には開業50周年を記念しリニューアル工事が行なわれた

2018年12月に迎える開業60周年と、その先を見据えたリニューアル工事中の東京タワー(撮影:吉野純治)

46. タワー下にある5階建ての観光・娯楽施設フットタウンと大展望台を結ぶ3基のエレベーターも改修された

47. エレベーター1号機は「UFO」、2号機は「UNIVERSE」、3号機は「光のルービック・キューブ」がテーマ

48. 移動時にはエレベーター内の天井の色がさまざまに変化するようデザインされている

49. 展望台は地上150m部分に二層構造で位置し、上りエレベーターは大展望台2階部分に到着する

50. 一方、帰りは大展望台の1階部分から下りエレベーターに乗り込むシステムになっている

タワーの高さを体感!

51. 大展望台2階には都内で最も高所に位置する神社「タワー大神宮」があり、その祭神は天照皇大神である

52. 大展望台1階には160㎝×60㎝の強化ガラスを使用した「ルックダウンウィンドウ」という透明な床部がある

53. これは東京タワー正面側の2カ所にあり、足元の景色を覗くことでタワーの高さを体感できる

54. 以前は有料の望遠鏡が設置されていたが現在は撤去され、館内で双眼鏡の貸し出しが行われている

55. フットタウンと大展望台を結ぶ階段は590段あり、土日・祝日には一般開放されている

56. この階段を上りきるとシリアルナンバー入りの「ノッポン公認昇り階段認定証」がプレゼントされる

57. この大展望台よりさらに高所な地上250mにあるのが「特別展望台」で、入場には別途料金が必要

58. これは当初設置されていた作業台がそのまま残されたもので、タワー開業から10年程は機材倉庫だった

59. 特別展望台からは都心部をはじめ神奈川、千葉も見ることができるが悪天候の場合は閉鎖されることもある

60. 東京オリンピック目前の1964年9 月に開業したのが東京・千代田区紀尾井町「ホテル・ニューオータニ」だ

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