ガラケー世代はアナログ感を愛する
LINEが7月にリリースした「デコ文字」をご存じでしょうか。絵文字の「文字」バージョンで、ひらがな、カタカナ、アルファベットや特殊記号を色つきのポップな文字で送ることができます。LINEでメッセージを送るとき、文字パネルの上に候補として表示されることから、気づいた方も多いと思います。
“盛る”ことが好きな中高生にさぞ受け入れられると思いきや、サポートされた当初こそ使ったものの、今ではほとんど使わなくなっているようです。「わざわざ変換するのがめんどくさい」「もともと、絵文字を使わない」などの理由で、ステータスメッセージ(ひとこと)にポイントとして入れることはあっても、メッセージで常用するほどではないそうです。
一方、デコ文字を歓迎していたのは、デコメを利用していた“ガラケー世代”。デコメとは、デコメールやデコレーションメールと呼ばれた、テキストと画像、背景色を組み合わせたメールです。動く絵文字やカラフルなイラストをダウンロードし、メールの先頭や文字のあちこちにかわいく配置し、1通のメールを時間をかけて作り上げていました。
ケータイメール文化の衰退とともに、なんとなく忘れ去られていましたが、今回のデコ文字はその頃を思い出すと喜ぶ声が挙がったのです。
Twitterを検索してみると、「ママの絵文字の使い方ウケる」など、親世代に愛用されていることがうかがえます。
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