Vineから受け継がれるショートムービー文化
若い女性たちから始まった「インスタ映え」という言葉は、いまやInstagramを使っていない層にまで浸透しています。カラフルなパステルカラーで彩られた綿菓子、派手に盛られた料理、最高に眺めがいい海辺など、「インスタ映え」する商品や場所が大人気です。はっきりと定義されているわけではないのに、なんとなく共通の認識がある「インスタ映え」をみんなで追いかける面白い現象ですよね。
しかし「インスタ映え」に縛られてばかりでは、少々息苦しくなってしまいます。そこに登場したのがInstagramの「ストーリー」機能です。24時間で自動的に消えるため、盛れていない日常やおどけた動画も発信することができます。また、ストーリーにはスマホに保存している動画も投稿できるため、SNOWやSnapChatなどほかのアプリで作ったムービーも使われます。
短い動画の発信は、ストーリー以前にも行われていました。6秒の動画が無限にループされる「Vine」は2012年に始まり、Twitterを中心に拡散されていきました。当時女子高生だった大関れいかさんをはじめとした人気配信者を生み出しましたが、2016年にサービスを終了しています。
その文化はさまざまな動画配信サービスへと派生しました。中高生に人気のMixChannelもそのひとつで、スマホで撮影した動画を10秒のショートムービーにして発信することができます。中でも人気なのは「双子ダンス」。本当に双子、もしくは仲よしの友達が服装や髪型をそろえて双子のように見せて、振り付けに合わせて踊ります。体全体を使うダンスではなく、手や表情など上半身のみの振り付けが多いのも特徴です。
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