ナイトプールにインスタ女子が殺到する理由 夏のホテルを写真スポットに、各社が争奪戦
7月15日からホテルニューオータニ(千代田区紀尾井町)の屋外プールが開業する。敷地面積は2000平方メートルで、最大250人まで収用可能と、都内に立地するホテルの屋外プールとしては最大級を誇る。
目玉となるのは7月21日から毎夜6時(一部日曜日を除く)から営業するナイトプール「THE “O” LOUNGE」だ。夜間はプールをライトアップしたり、DJを招いたイベントなどを行う。
入場料は最大2万円でも女子が殺到
屋外プールの営業は9月18日まで。入場料は宿泊者ならば2000円。だが外来客の場合、昼間は1.5~2万円、ナイトプールは8000~1万円となっている。
ニューオータニのプールは、自治体やレジャー施設が運営するプールに比べれば非常に高額な入場料だが、昨年は3.4万人が訪れた。
特にナイトプールは2001年から営業しているが、ここ2015年頃から入場者が急激に増加。夜は日焼けを気にしないでいいことや、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSに載せる写真を撮るのに適していることなどが人気の理由という。
オータニは昨年、プールサイドに1棟10万円超のコテージを設置したほか、今年は著名なプラントハンター、西畠清順氏に植栽を依頼するなど、より高級感を高めたり、写真映えするように工夫を凝らしている。
都内には、屋内プールを併設しているホテルは数多くあるが、屋外プールとなると数が限られる。こうしたホテルは軒並み、”インスタ女子”の取り込みに注力している。
西武ホールディングス傘下のプリンスホテルでは、3年前からグランドプリンスホテル新高輪(港区高輪)で、2年前から品川プリンスホテル(同)、今年は東京プリンスホテル(港区芝公園)でナイトプールを実施している。
昨年が品川プリンスで、今年は東京プリンスで、女性向けのファッション雑誌『CanCam』(キャンキャン)と提携したナイトプールを開催する。
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