
なぜ女子高生のみならず女子大生までもが学校の制服を着て東京ディズニーリゾートに行くのでしょうか(写真:筆者提供)
いよいよ夏休みが近づいてきました。今年はどこに出かけよう――女の子たちがそんな相談を始める時期です。彼女たちが狙うのは、“インスタ映え”する「制服ディズニー」。今回は、制服ディズニーについてお伝えします。
ディズニーにばらばらの服で行くなんてありえない

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「制服ディズニー」という言葉をご存じでしょうか。学校の制服を着て東京ディズニーリゾートに行くことを指します。学校の帰りではありません。休みの日にあえて制服を着て出掛けているのです。
「ディズニー行くのに服をおそろいにするのは当たり前!」「ばらばらの私服で行くなんてありえない」と女子高生たちは口々に言います。

現役女子高生たちによる「制服ディズニー」写真(写真:筆者提供)
中高生の女子たちは「おそろコーデ」で遊びに行くことが基本です。メガネやカチューシャなど小物だけではなく、Tシャツやスカートも「おそろ」にして出掛け、写真を撮って思い出に残すのです。仲良しの2人なら「双子コーデ」として全身そろえることもあります。
おそろいの服は一緒に遊んでいるときに買って着替えたりもしますが、東京ディズニーリゾートに行くときは別。前もって準備します。中学生は私服でのおそろコーデが中心ですが、高校生以上は「JKブランド」の象徴である高校の制服で出掛けます。
ある女子高生は「現役女子高生としてのプライドとして制服を着ていく」と言っていました。でも実は、「制服ディズニー」をしている人たちの中には、高校を卒業している大学生や社会人も多くいるのです。
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