「ライブ配信」が若い女性にウケている理由

「ネットに残らない」のがトレンド

いま話題の「ライブ配信」とはどのようなサービスなのでしょうか(写真:maroke / PIXTA)
SNSを駆使しているのは女子高生だけではありません。芸能人やモデル、アーティストもInstagramやTwitterなどのSNSを使い、文字や画像だけでなく、ライブ配信機能でファンと交流しています。芸能人と高校生では使い方に違いがあるのでしょうか。SNSとライブ配信の今をお伝えします。

大島優子で話題となった「Instagram Live」

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6月17日に行われた「AKB48 49thシングル 選抜総選挙」はご存じでしょうか。AKB48の49枚目のシングルに参加するメンバーを投票で決定し、結果発表をランキング形式で発表するイベントです。この模様はテレビ放映され、各メディアも速報を打つなど、1アイドルの企画とは思えないほど、毎回、世間は盛り上がります。

このイベントで20位に選ばれた須藤凜々花さんが、スピーチの場でいきなり結婚宣言をしました。その是非はともかくとして、私が気になったのはそのイベントを見ながらライブ配信をしたり、結果についてSNSでコメントしたりする人がいたことです。

使われた配信ツールもひとつではなく、ライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM」、トークアプリ「755」「Twitter」「Instagram」――などさまざまで、メッセージも文字や画像、ライブ配信などバラバラです。

中でも注目を集めたのは、元メンバーの大島優子さんがInstagramのLive機能を使って配信したメッセージでした。大島優子さんがかぶっている帽子に書かれた「F」で始まる4文字の英単語を、「私のすべての言葉だと思うの」と言いながら映したのです。ネットを検索すると、その動画や画像が確認できると思います。

なぜ大島優子さんはInstagramのLive機能を使ったのでしょうか。あくまでも推測ですが、InstagramのLive機能はそのとき配信しているものしか見られないはずで、本来は残らないのです。ネットに残っている動画や画像は、ほかのツールやスクリーンショットで残されたもので、今、大島優子さんのInstagramを見ても配信された動画はありません。とはいえ、彼女ほどの芸能人なら、誰かが保存することは予想できるはずで、それでも伝えたかったのだと思います。また、改まって書く文章とは違い、ライブ配信では気が緩みがちになります。映像ではそばに人がいるような様子だったので、さらに本音が出やすい状況だったのかもしれません。その後、彼女は謝罪のコメントを出しています。

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