ハウステンボスの東京進出に秘められた野望 東京の次は「アジア進出」も構想、現実味は?
長崎県佐世保市にあるハウステンボスがいよいよ東京に進出する。運営元のハウステンボスは6月7日、会見を開きその概要を明らかにした。
内容は大きく分けて2つ。1つはHIS渋谷店の地下1階を間借りし、ハウステンボスで人気のVR(バーチャルリアリティー)から、「逆バンジー」や「心霊百物語」、「ブラスト×ブラスト」といった5種類のコンテンツを体験できるというもの。入場料金は2200円で6月24日に開業する。
狙いはハウステンボスへの集客
もう1つは「お台場ウォーターパーク」と銘打ったプールだ。7月15日~8月31日の期間限定で開設する。総面積8250平方メートルの敷地を借りて、100メートルのロングスライダーや、円形プールなど10の施設を設ける。
さらにインスタグラムなどSNS映えするようなフォトジェニックゾーンや、大人向けのナイトプールも実施する。入場料金は曜日や時間帯にもよるが高校生以上は2500円からとなっている。
HISの本社で会見したハウステンボスの澤田秀雄社長は「昨年実施した大阪(のウォーターパーク)は人であふれかえった。東京でも入場制限を行わなければならないのでは」と期待に声を弾ませる。VRでは年間1.5億円、お台場ウォーターパークでは6億円の売上高を見込んでいる。
長崎にあるハウステンボスが東京都内に施設を開業するのは今回が初めてだ。「長崎のハウステンボスという遠いところに来てもらう宣伝効果を期待」(ハウステンボスの髙木潔専務取締役)している面もある。
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