試験によく出る「派遣禁止業務」とその例外 あなたにも出来る!社労士合格体験記(第73回)

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地球ラジオもリニューアル

それからさらに5年が経過し、「地球ラジオ」も今年4月から番組がリニューアルされました。その直前に長年キャスターを務めた後藤繁榮氏が3月で番組を卒業するという知らせを聞き、私もNHKスタジオパークで行われた公開放送に駆け付けました。

アンディくんもそのときに出演していましたが、なんと18歳になり、9月からは大学に入学する予定で、歴史やコンピュータサイエンスを勉強したいとのこと。声もすっかり大人っぽくなり、後藤キャスターに「長い間、お疲れ様でした」としっかりとメッセージを送っているのにびっくり。時の流れは早いものです。

放送番組等演出の業務

ところで、労働者派遣法を勉強すると、「放送番組等演出の業務」が例外規定に登場します。労働者派遣は原則、派遣可能期間が3年以内に限られていますが、例外的に政令で定める26の専門的業務には派遣期間の制限がないとされており、この26業務に含まれているのです。

1985年に制定、86年に施行された労働者派遣法では、もともと13業務にのみ労働者派遣が認められていましたが、それが26業務に拡大。代表的な業務としては「ソフトウエア開発の業務」「機械設計の業務」「事務用機器操作の業務」「通訳、翻訳、速記の業務」「秘書の業務」などが挙げられます。

その後、1999年に労働者派遣法が改正され、専門的業務以外の業務についても原則労働者派遣が自由化されました。しかし、労働者派遣の精神には一時的・臨時的業務という側面があり、自由化されたといっても受け入れ期間には制限が設けられているのです。

試験では現在も自由化されていない業務、すなわち派遣禁止業務についてよく問われます。港湾運送業務、建設業務、警備業務の3業務と、医療関係業務です。ただし、医療関係業務には紹介予定派遣をする場合などの例外があります。

紹介予定派遣とは?

紹介予定派遣とはあらかじめ雇用を前提として派遣を受け入れる変則の労働者派遣です。紹介予定派遣では、6カ箇月を超えて同一の派遣労働者を受け入れてはならないため、派遣は6カ月で終了し、その後は派遣先が直接雇用するという流れになります。

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