いよいよ開始!オープンキャンパスの「中身」 模擬面接、USJチケット提供まで、際立つ個性

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さて、オープンキャンパスに参加すると、1日、お腹もすいてくるはず。大学によってはランチが無料となるところもあります。実はこのランチから、”大学格差”が見え隠れします。

まず、国公立大学や難関私立大学(早慶上智、関関同立、MARCHクラス)であれば、学生食堂が開いていても、無料ということはまずありません。理由は簡単で、無料にしなくても、受験生が大量に来るからです。

ランチから見え隠れする”大学格差”

日東駒専より下のクラスとなると、無料となる大学がけっこう出てきます。いわゆる”Fランク”といわれる下位の大学の場合、無料にすることで少しでも参加者を増やしたい、という大学側の思いもあります。

「毎年、ランチ無料をやめるかどうか議論になるのですが、結局、続けています。やめると参加者が減りそうですし、うちと同じランクの大学は大半がやっているので。オープンキャンパス参加者が減れば、それだけ入試志願者動向にも、ネガティブな影響が予想されます」(関西中堅私大の広報課)

このクラスでは、ケーキバイキングなど、食事のオプションが豪華となる大学もあります。私が以前、訪問した首都圏の中堅私大では、夏休み時期開催ということもあり、かき氷をふるまう大学もありました。

ところが、ひどい定員割れを起こしている大学だと、ランチ無料どころか、オープンキャンパス開催が午前か午後のみ、というところが増えてしまうのです。

「うちくらいのレベルだと、オープンキャンパスをやっても、まず(人が)集まりません。ランチ無料や景品を付けても同じです。それなら午前か午後開催にすれば、ランチがどうこう、という話もなくなりますし」(首都圏のある大学の入試課)。たかがランチではありますが、大学間の格差が見えてしまうのです。

オープンキャンパスのプログラムといえば、就職ガイダンスや保護者向けプログラムもあります。どちらも受験生本人の参加が可能です。保護者向けプログラムでも、1~2割は親子で参加される方をよく見かけます。

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