「有休取得日数が多い」中堅企業トップ100社 1位ルネサスイーストン、2位東亜バルブ

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有休の取得率ではわからない「本当に休みやすい会社」はどこなのでしょうか(写真 : IYO / PIXTA)

就職活動も後半に入った。この時期に改めて企業を調べている就活生もいるかもしれない。そこで今回は、新しい会社を知るための情報として売上高1000億円未満を対象にした、「有給休暇取得日数が多い中堅企業」トップ100社のランキングをご紹介する。なお、先日ご紹介した、全社のランキング(「有給休暇取得日数が多い会社」トップ100社)も参考にしていただきたい。

さて、有給休暇の付与日数は法定では最大20日なのだが、中にはこれを超える水準の会社も存在する。そのため、付与日数を分母、取得日数を分子で計算する「有給休暇取得率」は、与えられる日数によっては低く見えることがある。

まず取得日数を確認することによって、取得率ではわからない、「本当に休みやすい会社」を見つけることができる。

1位は半導体商社ルネサスイーストンで16日

『CSR企業総覧2017年版[雇用・人材活用編]』(東洋経済新報社)。書影をクリックすると販売サイトにジャンプします

ではランキングを見ていこう。対象431社中1位だったのは、半導体商社のルネサスイーストンで16.0日。自動車関連向けビジネスを得意とし、海外製電子部品も拡大中で業績は安定している。

取得日数は2013年度15.8日、2014年度16.1日、2015年度16.0日と、毎年高いレベル。ただ、付与日数が23.7日(3年平均)と20日を大きく超え、3年平均の取得率は67.3%だった。

2位は東亜バルブエンジニアリングで15.7日。バルブ製造販売・メンテナンス事業を中心とし、原子力発電所向け高温高圧バルブに強みを持つ。

2013年度16.5日、2014年度15.5日、2015年度15.2日と、すべて15日を超える。半日単位の有給休暇制度や、子どもの入院や家族の介護に使用できる積立年休制度など、会社として積極的に有休取得を推進している。

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