同社も、3年平均の付与日数は23.4日と多く、取得率は67.3%にとどまっている。
3位はIT系でシステムインテグレーションが柱のイメージ情報開発で15.3日。2013年度14.2日、2014年度16.2日、2015年度15.5日と、高いレベルだ。
4位は工作機械、プリンタなど幅広い製品を持つ、スター精密で15.2日。2013年度15.8日、2014年度15.2日、2015年度14.6日だった。
有休は半日単位に加えて、1時間単位でも取得可能である。さらに同社は、新卒3年後定着率が100%(2013年男女14人入社)と、働きやすい職場であることが伺える。
5位は通信系計測器の有力企業のアンリツで15.1日。CSR面の評価が高い同社は、有給休暇取得でも高レベルだ。2013年度14.5日、2014年度15.1日、2015年度15.6日で、3年平均取得率は72.9%だった。ここまでの5社が15日を超えた。
年間10日間とれるかが分かれ目
以下、6位は東洋電機製造と京三製作所の2社で14.9日、8位東京応化工業と中央可鍛工業(14.8日)、10位ソーバルとKIホールディングス(14.7日)のように続いている。
月1日ペースで有給休暇が取得できる計算になる、12日以上の会社は、57位第一工業製薬など6社まで。97位の西部電気工業など9社は、12日に1日足りない11.0日だった。
今回紹介した105社(97位まで)は、対象431社の上位25%以上にあたる。97位の11日も十分高いレベルであることがわかる。厚生労働省の調査によると、日本人の2015年の有給休暇取得率は48.7%だった。取得日数10日以上、取得率50%以上の会社は、有給休暇取得が進んでいると考えてよい。就活で有給休暇の取得状況を調べる際は、ぜひこの数字を判断基準にしてほしい。
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