エルピーダvsルネサス、日の丸半導体の明暗

米マイクロン、エルピーダ買収で「サムスン対抗」

会社更生法の適用申請から1年半――。半導体メモリのDRAMで世界3位のエルピーダメモリは7月31日、同4位の米マイクロン・テクノロジーの完全子会社となったと発表した。

マイクロンが600億円でエルピーダの全株を取得し、この資金が、更生計画に基づく第1回の弁済に充てられた。これから2019年にかけて、6回に分けて弁済が行われる。

買収で「サムスン電子に対抗する」

「今まで、こんなにエキサイティングな思いをしたことはない。スケールを拡大して、韓国サムスン電子に対抗する」

7月31日の記者会見に出席したマイクロンのマーク・ダーカンCEO(写真)は、そう力を込めた。エルピーダ買収により、DRAMとフラッシュメモリを扱うメモリメーカーの中で、マイクロンは世界2位に躍り出た。「3位の韓国SKハイニクスや4位の東芝にも徹底的に対抗する」と鼻息は荒い。

エルピーダは「マイクロンジャパン」に社名変更され、年内に製品ロゴもマイクロンに変更することが決まっている。これにより日立製作所、NEC、三菱電機のDRAM事業を統合して誕生した、日の丸DRAMメーカーであるエルピーダメモリのブランドは、完全に消滅することになる。

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