エルピーダvsルネサス、日の丸半導体の明暗 米マイクロン、エルピーダ買収で「サムスン対抗」

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主力の山形・鶴岡工場も閉鎖の方向に

すでにルネサスは2011年3月末に1487人、12年10月末には7446人の国内社員リストラを実施済み。今年に入ってからも、スマホ向け半導体からの撤退を決めたほか、国内の3工場を売却している。9月末までには3000人規模の早期退職を実施する予定だ。

さらには稼働率低下に苦しむ主力工場の鶴岡工場(山形県)も、売却交渉がまとまらず、閉鎖する方向で調整が進んでいる。鶴岡工場は世界有数の優れた技術力を持つが、閉鎖後にその技術は他工場へ引き継がれるのだろうか。

日の丸を捨てたエルピーダと、日の丸を背負うルネサス――。

株主や債権者、従業員などあらゆる側面から判断して、どちらが正しいのかはわからない。だが、日本の電機業界の再編を考えるうえでは、興味深い2つのケースであることは間違いない。

(撮影:梅谷 秀司)

前田 佳子 東洋経済 記者

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まえだ よしこ / Yoshiko Maeda

会社四季報センター記者

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